北千住駅から徒歩3分
千住宿場町通り沿いにある耳鼻咽喉科

睡眠時無呼吸症候群

SLEEP APNEA SYNDROME睡眠時無呼吸症候群

どんな病気?症状は?

過去には単なるいびき、騒音としか認識されていなかったのですが、最近の研究では、高血圧症、狭心症、不整脈、心筋梗塞、脳卒中といった生活習慣病との関連が明らかにされています。
睡眠中に繰り返される上気道(空気の通り道)の閉塞が酸素欠乏をもたらし、交感神経が活性化するため、血圧上昇を招きます。また、睡眠の質も悪化するため、熟睡感がない、中途覚醒、昼間の眠気といった症状も引き起こします。

睡眠時無呼吸症候群とは

原因は?

太っていること、扁桃腺が大きい、鼻通りが良くない、顎が小さい、加齢などがあり、患者さんによってその要因が違います。
いずれにせよ、原因となる場所は上気道、つまり、耳鼻咽喉科が担当する部位であり、当院ではファイバー検査を用いるなど、原因を探ることに力を注ぎます。
また、簡易診断装置、眠気の質問票を用い、必要に応じて確定診断のため睡眠時無呼吸入院検査施設のご紹介も行います。なお、検査終了後は当院で説明と治療を行います。

治療は?

現在のところ、減量、側臥位による睡眠指導、マウスピース、nasal CPAP(経鼻的持続陽圧呼吸)療法、手術療法がありますが、当院では、患者さんのライフスタイルに合った治療法を積極的に提案していきます。

nasal CPAP(経鼻的持続陽圧呼吸)療法

nasal CPAP(経鼻的持続陽圧呼吸)療法

CPAPCPAP療法

睡眠時無呼吸症候群における最も有効な治療法が経鼻的持続陽圧呼吸療法「CPAP」です。
2020年10月現在、現在当院で取扱いのある機種は以下の通りです。

  • Dream Station、Dream Station Go 【フィリップス社製】
  • Air Sense 10、Air Mini【レスメド社製】
  • Sleep Style【フィッシャー&パイケル社製】
  • jusmine.J 【メトラン社製】
  • S.Box、Dream Star【セファム社製】
  • XT Auto【APEX社製】

国内のほとんどのCPAPに対応して管理を行うことができます。
現在500名以上の患者さんが通院しておりますが、患者さんのお悩みは以下のような点が挙げられます。

  • 一生CPAPを続けるのか?
  • 毎月受診が必要なのか?
  • CPAPで鼻やのどに違和感があるが相談しても答えてくれない
  • なぜCPAPを使うべきなのか? など

当院は「耳鼻咽喉科」すなわち睡眠時無呼吸症候群の原因部位(鼻腔・咽頭・喉頭)を診察する科です。
患者さんごとの睡眠時無呼吸の原因を徹底的に探り、CPAPの必要性とCPAP以外の方法(マウスピースや手術、鼻治療、体位治療、口腔咽頭筋トレーニング法、減量など)について十分な説明を行ったうえで、その患者さんに適した治療方法を提案していきます。

睡眠時無呼吸症候群治療の一例画像