Test Types「簡易検査」と「精密検査」の違い
睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合、まず、自宅でできる「簡易検査」から行います。そして、簡易検査でより詳しい検査が必要と診断された場合は、在宅もしくは紹介病院にて睡眠と呼吸の質をチェックする「精密検査」を行います。
Diagnosis Flow検査から診断の流れ
注)REI= respiratory event index
AHI(apnea hypopnea index)診断と治療に出てくる「無呼吸低呼吸指数」とは?
簡易検査も精密検査も、ひと晩を通して1時間あたりの無呼吸と低呼吸の回数を検査します。無呼吸と低呼吸の回数の合計を「無呼吸低呼吸指数」と言いますが、計測方法の違いから簡易検査では「REI」、精密検査では「AHI」のように厳密に区別し、重症度を分類しています。
また、REIとAHIの数値は、睡眠時無呼吸症候群の代表的な治療法とされる「CPAP(シーパップ)治療」が保険適応となるかどうかの極めて重要な指標にもなります。
Simple Test簡易検査(OCST (Out-of-Center Sleep Testing) )
| 検査費用 | 3,000円前後 |
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医療機関から検査機器を借りて、自宅で行う検査です。手の指、鼻の下、胸の3箇所にセンサーを付けて、いびきや呼吸の状態から睡眠時無呼吸症候群の可能性を検査します。
簡易検査の結果は、次のように分類されます。
- REIが40以上(※2026年6月以降は30以上)⇒精密検査に進む。もしくは、眠気などの自覚症状があればCPAP治療の保険適応。
- REIが15以上40未満(※2026年6月以降は30未満)⇒精密検査に進む。
- REIが5以上⇒要経過観察。もしくは精密検査に進む。
- REIが5未満⇒正常範囲内。
PSG Test精密検査(PSG:終夜睡眠ポリグラフ検査)
| 検査費用 | 10,000円前後 |
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簡易検査で詳しい検査が必要だと判断された場合、医療機関で行う1泊2日の精密検査を行います。精密検査では、脳波や心電図の測定などを行い、睡眠と呼吸の状態を調べます。仕事終わりの夜に入院し、朝出勤前に退院できるように配慮されている医療機関もあります。
精密検査の結果は、次のように分類されます。
- AHIが20以上(※2026年6月以降は15以上)⇒CPAP治療の保険適応条件が満たされ、すぐに治療が始められる。
- AHIが20未満(※2026年6月以降は15未満)⇒CPAP治療以外の治療法(マウスピースなど)を検討する。または治療の対象外となる。
なぜ精密検査が必要なの?
簡易検査は自宅でできる便利な検査ではありますが、精密検査よりも精度が劣るため正確な数値が反映されない場合があります。簡易検査でのREIが15(軽症)だった人が、精密検査をしたらAHIが50(重症)もあったというケースも少なくないのです。つまり、簡易検査の無呼吸指数REI≠精密検査の無呼吸指数AHIなのです。医師に精密検査を勧められた場合は、必ず検査を受けるようにしましょう。
Partner Checkこんな兆候はない?睡眠時無呼吸のパートナーチェック
あなたのご家族や大切な人は睡眠時無呼吸症候群にかかっていませんか?まずは睡眠時の症状をチェックすること、そして、寝ているときの症状以外にも普段の生活で分かることがありますので最近の様子をチェックしてみましょう。
チェックリスト
- 若い頃よりも明らかに太って見た目も変わった
- メタボリックシンドロームの疑いがある
- 寝ているときに呼吸が止まって驚いたことがある
- 寝ているはずなのに日中よく眠そうにしている
- 朝起きたとき「からだがだるい、頭が重たい」と言うことがある
- いつも口をあけている
あてはまる項目が多い場合は睡眠時無呼吸症候群かもしれません。睡眠時無呼吸症候群は、適切な治療を行うことで症状のコントロールが可能になります。できるだけ早く、一緒に専門医にご相談ください。